米国規制当局、パイプラインの安全性向上に6,440万ドルを助成

［8月2日ロイター］ - 米国運輸省のパイプライン・危険物安全局（PHMSA）は水曜日、パイプラインと地下天然ガス（UNGS）の運用の安全性を向上させるために各州に6,440万ドルの資金を提供すると発表した。

「これらの補助金は、パイプラインやUNGS施設を検査するリソースを各州に提供し、連邦および州の規制を遵守していることを確認する」とPHMSAはリリースで述べた。

この補助金は、コロンビアガス送電線が不可抗力を宣言するきっかけとなった事故を受け、PHMSAがカナダのTCエナジーに対し、バージニア州の一部でパイプラインを減圧で運用するよう指示する是正命令を出した数日後に行われた。

米国のパイプライン規制当局は、初期の観察はパイプラインの破損が「環境亀裂」によって引き起こされた可能性を示唆していると述べた。

ピート・ブティジェッジ米国運輸長官は発表文の中で、「州のパイプライン検査官は我が国の全長340万マイルのパイプラインシステムの80％以上を監督しており、我々は彼らが重要な仕事を遂行するために必要なリソースを確実に確保したいと考えている」と述べた。（バンガロールにてラーフル・パスワンによる報告；ニック・マクフィーによる編集）